確認済証とは ｜スマイル解体@札幌

「確認済証（かくにんずみしょう）」とは、日本の建築基準法に基づいて、建築物を新築・増築・改築・移転する際に、その計画が法令に適合していることを建築主事または指定確認検査機関が審査し、適合していると認めたことを証明する書類です。

✅ 1.《確認済証の基本情報》

○発行機関：

・特定行政庁の建築主事、または国土交通大臣が指定した指定確認検査機関（例：民間の検査機関）

○法的根拠：

・建築基準法第6条〜第6条の2

○対象建築物：

・新築、増築、改築、移転を行う全ての建築物（一定規模以下の増改築などは除外される場合あり）

・特に、住宅や商業施設、工場、マンションなど、広範な用途に及ぶ

○提出者：

・建築主（通常は設計事務所などが代行）

📝 2.《確認済証の取得手順（簡略）》

（1）設計図・構造図などの準備

（2）建築確認申請書の提出

（3）審査（建築基準法、条例等との適合チェック）

（4）適合と判断された場合に確認済証が交付される

📌 3.《確認済証が必要な理由》

（1）建築物の安全性、耐震性、防火性などを確保するため

（2）無秩序な都市開発を防止し、良好な住環境を守るため

（3）後の検査済証の交付、登記や融資、売買などに必要

⚠ 《注意点》

（1）確認済証が交付されないと工事着工はできません

（2）確認済証のない工事は「違法建築」となり、行政指導や罰則の対象になります

（3）工事中や完了時には中間検査や完了検査も必要（確認済証とは別）

🧾 4.《確認済証の記載内容の例》

(1)建築確認番号

令和○年○月○日　第○○号

（2）建築主

氏名（または法人名）：山田 太郎

住所：東京都新宿区〇〇-〇〇

（3）建築物の名称・場所

用途：専用住宅

敷地の場所：東京都新宿区〇〇丁目〇番〇号

建築物の名称：山田邸新築工事

（4）計画の概要

建築面積：100.00㎡

延べ面積：200.00㎡

構造：木造

階数：地上2階

高さ：7.5m

（5）確認申請日

令和○年○月○日

（6）確認済証交付日

令和○年○月○日

（7）確認機関

○○建築確認検査機構（指定確認検査機関）

（8）登録番号：○○○○○