木造住宅の一般的な解体手順 ｜スマイル解体@札幌

📌 木造住宅の一般的な解体手順

1. 《事前準備》

a.建築リサイクル法の届出

・延床80㎡以上の場合

b.ライフラインの停止・撤去

・電気・ガス・水道・電話・インターネットなどを事前に停止

c.近隣挨拶

・騒音・振動・粉じんが発生するため、事前に近隣へ説明

d.仮設工事

・足場の組立・防音/防塵シートの設置

2. 《内部の撤去（内装解体）》

a.建具（ドア・窓・障子・ふすま）を取り外す

b.畳・フローリング・天井材・壁材などを撤去

c.設備機器（流し台・浴槽・トイレ・給湯器など）を取り外す

d.この段階で 分別解体 を行い、廃材を材質ごとに仕分ける

3. 《屋根・外装の解体》

a.瓦屋根 → 一枚ずつ撤去

b.トタン屋根 → 取り外し

c.外壁材（サイディング・板張りなど）を剥がす

4. 《構造体（柱・梁・壁・床・屋根骨組み）の解体》

a.上から下へ、順序良く解体するのが基本

b.重機を使う場合も、まずは手作業で一部を解体してから機械を入れる

c.粉じん対策として散水しながら作業する

5. 《基礎部分の解体》

a.コンクリート基礎をブレーカーや油圧ショベルで破砕・撤去

b.地中の埋設物（浄化槽・コンクリートガラなど）も確認して撤去

6. 《廃材の分別・搬出》

・木材 → チップ化して再利用

・コンクリート → 砕石材として再利用

・金属類 → スクラップとしてリサイクル

・石膏ボード・プラスチック類 → 適正処分

7. 《整地・仕上げ》

・解体後、地面を整地して平らにする

・新築予定地なら地盤改良まで行う場合もある

📌《 ポイント》

安全管理：上から順に、周囲に注意しながら解体

環境配慮：散水で粉じんを抑え、廃材は分別処理

法令順守：建築リサイクル法や廃掃法に基づき、適切に処理

👉 《まとめると》

木造住宅の解体は

【準備】 → 【内部撤去】 → 【屋根・外壁】 → 【構造体】 → 【基礎】 → 【廃材搬出】 → 【整地】

という流れで進みます。