冬の解体工事をスムーズに進める... ｜スマイル解体@札幌

冬季（特に北海道などの積雪地域）でも、適切な準備と段取りを行えば解体工事をスムーズに進めることは可能です。

【❄️冬の解体工事をスムーズに進めるポイント】

🏗️ ① 《事前準備を早めに行う》（11月中までに段取り）

行政手続き・補助金申請・ライフライン停止などは、雪が降る前に済ませる。
→ 冬期は役所の年末年始休暇や交通遅延で手続きが滞りやすいです。

工期短縮のための分別・仮設準備を早期に進める。
→ 例えば、内装解体（内装材の撤去）を11月に先行しておくことで、外部解体が雪にかかっても短期で終えられます。

🚜 ② 《除雪・排雪計画を明確に立てる》

重機やダンプの進入口・搬出路は必ず除雪・砂利敷きを行い、凍結防止剤（塩カルなど）を撒く。

雪捨て場の確保も重要。敷地内に積んだ雪が邪魔になると、重機が入れなくなります。

現場監督が日々の除雪スケジュールを設定しておくのが理想です。

👉 ポイント：工事契約書に「除雪費用・作業責任範囲」を明記しておくとトラブル防止になります。

🔌 ③ 《電気・水道の「完全停止」は避ける》

冬期の解体では、融雪や散水抑塵（ほこり対策）に水を使うことがあります。

完全に止水してしまうと、解体中に粉じんや火花の飛散を防げなくなる場合も。

凍結防止ヒーターをつけて「仮設電気・仮設水道」を残しておくのが理想です。

🧊 ④ 《安全対策を徹底》

足場・屋根の凍結
・作業前に融雪剤散布、滑り止めゴムシート敷設

重機スリップ
・現場路盤に砕石を敷き、進入路に砂を撒く

視界不良（吹雪）
・視界50m以下では作業中止、照明増設

廃材凍結
・一時仮置き場にブルーシート養生・暖気で乾燥

👉 安全管理者が「気象条件による中止基準」を事前に設定しておくとスムーズです。

🧰 ⑤ 《作業工程を分割・短縮する》

冬は1日の作業時間が短くなる（17時以降は暗くなる）。

よって、「解体」「分別」「搬出」を分けて別日実施するのが現実的。

大規模建物は、「内装解体のみ冬季実施 → 外構・基礎は春に再開」という段階施工が一般的です。

🪵 ⑥ 《資材・廃材の管理を徹底》

凍結した廃材は処分場で受け入れできない場合があるため、
→ 屋根付き仮置き場または防水シート＋傾斜つきパレットを設ける。

木くず・金属スクラップは水分を含むと重量オーバーで運搬コスト増になるため注意。

💬 ⑦《 冬期に慣れた解体業者を選ぶ》

北海道・東北では「冬期施工可」「除雪込み」と明記している業者が存在します。

施工実績に「1～2月の現場」がある業者は、除雪体制や凍結対策が整っています。

◆契約前に以下を確認しておくと安心です

・除雪費は見積もりに含まれているか

・雪・凍結時の中止基準や補償ルール

・現場用暖房・融雪設備の有無

🧾 まとめ：冬期解体を成功させる７つの鍵