解体工事とアスファルト舗装の関... ｜スマイル解体@札幌

解体工事とアスファルト舗装は、工事工程の中で密接に関わることが多い分野です。特に建物の解体後の土地活用やインフラ整備では、両者がセットで行われるケースがよくあります。

《解体工事とアスファルト舗装の主な関係》

① 解体後の敷地を駐車場化するケースが多い

建物を解体したあと、土地を一時的または恒久的に駐車場として利用することは非常に一般的です。
このとき必要になるのがアスファルト舗装です。

解体 → 整地（レベル調整） → 砕石敷き → アスファルト舗装
という流れが典型例。

駐車場は資産運用としても人気があり、アスファルト舗装は高耐久で維持管理も容易なためよく選ばれます。

② 解体に伴うアスファルトの撤去

逆に、既存アスファルト舗装が敷かれている場所を解体する場合には、その舗装を撤去する必要があります。

例：

工場や商業施設の解体：広いアスファルトヤードを撤去

戸建て住宅：駐車場部分のアスファルト撤去

道路拡幅工事など：不要になった舗装部分を削って撤去

アスファルトはリサイクル可能（再生骨材として利用）なので、多くの現場で分別回収されます。

③ 解体工事後の地盤整正（地業）と舗装はセット工程

敷地を舗装する場合、解体工事で生じる以下の作業が舗装品質に直結します。

地中埋設物の撤去

残土処分

転圧（地盤を締め固める）

整地（勾配をつくる）

これらが不十分だと、舗装後の陥没・水たまり・ひび割れの原因になります。

④ 道路やインフラ系の解体工事では舗装の復旧が必要

解体といえば建物だけではなく、道路や舗装構造物の解体もあります。

古い道路の撤去 → 新しい道路舗装

側溝や舗装の掘削 → 水道・ガス工事 → アスファルト復旧

交通インフラ改良工事の一部として舗装撤去 → 再舗装

特に都市部では、舗装復旧が工期の重要工程になります。

⑤ 工事費用の関係

解体工事費の見積内に、「アスファルト撤去」「舗装復旧」「砕石敷き」などがセットで入ることが多いです。

◆一般的な単価の目安（北海道中心の相場感）：

・アスファルト撤去

3,000〜5,000円/㎡

・砕石敷き・転圧

1,000〜2,500円/㎡

・アスファルト舗装（駐車場）

3,000〜6,000円/㎡

※現場条件・搬入経路・舗装厚などで変動。

《まとめ》

◆解体工事とアスファルト舗装には以下のような強い関係があります：

・解体後の駐車場化に舗装が必要

・既存アスファルトの撤去が必要な解体が多い

・整地・地盤処理など、解体工程が舗装の品質に影響

・道路インフラ工事では舗装撤去・復旧がセット

・見積にも互いの工種が含まれることが多い