「建築確認申請」とは ｜スマイル解体@札幌

「建築確認申請（けんちくかくにんしんせい）」とは、建物を建てたり増改築したりする前に、その計画が建築基準法などの法令に適合しているかどうかを、あらかじめ行政（または指定確認検査機関）に審査してもらう手続きのことです。

確認を受け、問題がないと判断されると「確認済証」が交付され、はじめて工事に着手できます。

✅ 《建築確認申請が必要な理由》

　（ア）建築物の安全性、耐震性、衛生性などを確保する

　（イ）都市計画や用途地域のルールに従った建築を促す

　（ウ）違反建築物の発生を防ぐ

📋 《建築確認申請が必要なケース》

◆原則として、以下のような行為を行うときに必要です

ただし、規模の小さい建築物や、特定の用途の建物では確認申請が不要な場合もあります（例：10㎡以下の物置など）。

🏢 《申請先》

◆次のいずれかに申請します

・所管行政庁（市役所・県庁などの建築主事）

・指定確認検査機関（民間機関）

※多くの場合、民間の指定機関に申請するケースが一般的になっています（スピーディで柔軟な対応が可能なため）。

📑 《建築確認申請の流れ（簡略）》

（ア）設計図書の作成（建築士が行う）

（イ）建築主が建築確認申請書を提出

（ウ）審査（法令適合性チェック）

（エ）確認済証の交付

（オ）工事着工

（カ）必要に応じて中間検査

（キ）工事完了後、完了検査申請 → 検査済証の交付

📄 《提出書類の例》

（ア）建築確認申請書

（イ）設計図書（平面図・立面図・配置図など）

（ウ）構造計算書（必要に応じて）

（エ）委任状（代理人による申請時）

（オ）各種申立書・添付図面（条例に基づくもの）

💡 《確認済証とは？》

・建築確認審査に合格すると交付される書類

・工事着手には「確認済証」の取得が必要

・建築完了後の「検査済証」とは別物

⚠️ 《無確認建築のリスク》

・工事の中止命令

・違反是正命令・除却命令

・検査済証が出ず、登記・売買・融資に支障

・法的罰則（懲役・罰金）もあり

📝 《まとめ》