解体工事でよく使われる重機 ｜スマイル解体@札幌

解体工事でよく使われる重機には、以下のようなものがあります。それぞれの特長や用途を解説します。

1. 《バックホー（油圧ショベル）》

解体工事で最も使用される重機。アタッチメントを交換することで、さまざまな用途に対応できます。

🔹 用途：木造・鉄骨・RC造の解体、基礎撤去、がれき整理
🔹 サイズ：

小型（3～6t）：木造住宅、小規模解体
中型（6～20t）：鉄骨造やRC造の解体
大型（20t以上）：高層ビルや大規模な構造物の解体
🔹 主なアタッチメント：

フォークグラップル：がれきのつかみ・仕分け
ブレーカー（ハンマー）：コンクリート破砕
鉄骨カッター：鉄骨構造の切断
クラッシャー（圧砕機）：RC造の解体
ハイリフトアーム：高所解体

2. 《ハイリフトバックホー》

アームが長く、高層建築の解体に使われる特殊なバックホー。

🔹 用途：ビルやマンションなどの高所解体
🔹 特徴：

通常のバックホーよりアームが長い（20～40m）
上から順番に解体できるため、周囲の建物への影響を抑えられる

3. 《クレーン（クローラークレーン・ラフタークレーン）》

大規模な建築物の解体時に使用されることが多い。

🔹 用途：高層建築や橋梁の解体、重量物の撤去
🔹 種類：

クローラークレーン：クローラー（キャタピラー）で移動できる
ラフタークレーン：移動式クレーン、狭い現場で活躍

4. 《ホイールローダー（ショベルローダー）》

がれきや廃材をすくって運ぶ重機。

🔹 用途：解体後のがれき回収、積み込み
🔹 特徴：

バケット容量が大きく、一度に大量の廃材を処理できる
ダンプトラックへの積み込みがスムーズ

5. 《ダンプトラック》

解体現場で発生した廃材を運搬するための車両。

🔹 用途：がれきや廃材の運搬
🔹 種類：

2t・4tダンプ：狭い現場向け、小規模解体
10tダンプ：大量の廃材を運搬可能

6. 《散水車（粉塵対策車）》

解体作業中に発生する粉塵を抑えるための車両。

🔹 用途：解体現場での水撒き、粉塵飛散防止
🔹 特徴：

高圧散水機能付きの車両が多い
バックホーに取り付ける「散水ノズル」もある

7. 《ブルドーザー》

解体後の土地整備やがれきの押し出しに使用される。

🔹 用途：地面のならし、がれきの移動
🔹 特徴：

広範囲を一度に押し均すのに便利
解体工事後の整地作業に活躍

∬　まとめ　∬
解体工事では、バックホー（油圧ショベル）が最も頻繁に使われ、作業に応じてクレーン・ホイールローダー・ダンプトラックなどと組み合わせるのが一般的です。
特に、木造・鉄骨・RC造などの構造によって、適した重機やアタッチメントが異なります。